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美しさとみすぼらしさは表裏一体?
美的感覚は見る人によっても大きく異なります。しかし世の中にはそれを見た10人中10人がみな同じ意見を持つようなものもまれにあります。例えばそれは車のデザインに当てはまるかもしれません。振り返って二度見てしまうような変な形をした車に出くわしたことはありませんか?その車のデザイナーくらいしかその美的感覚が理解できないようなそんな車が世界にはいくつかあるのです。そのデザインにより、早々に販売が終了したり、すぐにモデルチェンジに追い込まれてしまった、そんな世界の自動車史に残る醜い20の車をご紹介します。
コヴィーニの「C6W」
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イタリアのコヴィーニ(Covini)社が開発した6輪車、C6W。このC6Wは取り外しが可能なルーフと後輪駆動を備えた2ドア、2シーターのクーペです。この車は1974年に生産が開始されましたが、それから間もない1980年代には生産中止となりました。なぜそんなにもすぐに販売が中止になったかって?当時の世界的なタイヤのゴムの不足が影響してしまったようです。この写真を見てみるとわかりますが、なぜかタイヤが6輪。前部に4つ、後部に2つ。こんな無駄なタイヤを使う車を生産する余裕は当時全くありませんでした。4000㏄エンジンがついたこの車には、よりすぐれたバランスとよりよいブレーキングのシステムが必要とされ6つのタイヤがデザインされました。